藤田嗣治の「戦争画」

 藤田嗣治の「戦争画」と呼ばれている絵を見ることができた。  ながいあいだ作品の存在について、また作品がたどった数奇な運命について、たとえば近藤史人著「藤田嗣治『異邦人』の生涯」など藤田嗣治に関する書籍、資料で知識として…Read More

写真における個性とは何か? -森山大道「遠野2014」をめぐって-

 何を撮っても森山大道の写真になってしまうね。40年ぶりに岩手県遠野郷を撮影した森山大道写真展会場で耳にした会話の一部である。写真展に遠野という地名は銘打たれているが、会場の壁面に展示されている写真は、森山大道の世界その…Read More

写真家・荒木経惟への食べず嫌いが治った

 不意打ちだった。その写真を目にしたときに、熱いものが目頭にあふれてきた。 熱い感情に気持ちが激しく掻き乱されたという実感はなかったが、目頭に熱いものがあふれてきて、いまにも零れそうになったのだった。奇妙な体験だった。 …Read More

篠山紀信の写真に心を浄化われた

 未整理の雑誌切抜きを整理していたら、篠山紀信とアンリ・カルティエ・ブレッソンのカメラ雑誌からの写真の切抜きが見つかった。ブレッソンのタイトルは<コミューン>、篠山のタイトルは<静かな国>となっている。くしくも二人が同じ…Read More

<海老原喜之助「ポアソニエール」>と出会う

 海老原喜之助の『ポアソニエール』をはじめて見た。美術評論家洲之内徹の評論集「絵のなかの散歩」を読んではじめて作家について知った。そして複製画で作品を見る機会はたびたびあったが、期待していた感動体験は共有されることはなか…Read More