海野 清

東京国立近代美術館/平成22年度第3回所蔵作品展「近代日本の美術」

「本日休館」第16号(2011年冬号)

昨年12月12日、東京国立近代美術館で開催されていた平成22年度第3回所蔵作品展「近代日本の美術」に行ってきました。圧巻だった長谷川利行の絵画については「億劫須臾」で、堀井彰さんが取り上げてくださいました。

有名な佐伯祐三「ガス灯と広告」を見ることができてうれしかった。また、村山槐多「バラと少女」、関根正二「三星」がもとてもよかった。

長谷川利行の絵は4階の特集コーナーにありました。素晴らしい絵画がそろっているなかでも、ここだけは、ちょっと違った空間になっていました。圧倒されました。いつもの事ですが、うまく言葉になりません。

今回の所蔵作品展の中で「盗んででも自分のものにしたくなる絵」は長谷川利行「新宿風景」。はっきりした輪郭のない、行きかう群衆が描かれていますが、なぜか存在感はあるのです。不思議な絵です。

南足柄市にある個人美術館「ミュージアム・フロム・ウインズ」の窪田様から年賀状をいただきました。そこに=3月~「洲之内徹の眼」はじまります。松田正平、長谷川二郎、喜多村知など16人の作家を予定しています=とありました。うれしいですね、こういうご案内をいただけるのは。感謝です。この気持ちを伝えるためにも、また伊豆箱根鉄道大雄山線に乗って「ミュージアム・フロム・ウインズ」に行ってきます。
次回は4月初旬の更新を予定しています。では、それまでごきげんよう。