石笑 辛一

誰でも生きてきたようにしか死ねないのネ

ボクの楽しみは安上りなものばかり。
第一が本。ざっと今、手元にある本が8冊。

  1. 『男子七十にして厨房に立つ』(朝日文庫)
  2. ジョークなしでは生きられない』(阿刀田高1935~ 文春文庫)
  3. 水木サンの迷言366日』(水木しげる1922~ 幻冬舎文庫)
  4. 落語百選・春編』(麻生芳伸1938~2006 ちくま文庫)
  5. 活性酵素を飲む-呑んベエがすすめる第三世代の酒-』(穂積忠彦1925~ 健友館)
  6. 神曲崩壊』(山田風太郎1922~2001 朝日文庫)
  7. まさつ「経穴(ツボ)」健康法』(蔡一藩1917~ 青春出版社)
  8. 知識人99人の死に方』(荒俣宏1936~ 角川ソフィア文庫)
        

第二がCDで、唄と音楽と落語。

  1. 柳家小さん-昭和名人③小学館CD付マガジン』(志ん朝、志ん生も持っている)
  2. 『連続カチャーシー(沖縄三線曲集)』
  3. 『ラフ・ガイド・トウ・ザ・ミュージック・オブ・キューバ』
  4. 『エスニックサウンド集(世界民族音楽)』
  5. 『ラジオ深更便・懐かしの唱歌・抒情歌集』
  6. 岸洋子シャンソンベスト
  7. 吾亦紅・われもこう(すぎもとまさと)
  8. 『モーツアルト・ピアノ協奏曲20~27』
  9. 『高田浩吉全18曲(伊豆の佐太郎・大江戸出世双六)』

第三がビデオ/DVD(映像・映画)

  1. シャイニング』(ジャック・ニコルソン主演)
  2. アイズワイドシャット』(トム・クルーズ/ニコル・キッドマン主演)
  3. 『オペラ「フィガロの結婚」』
  4. 『カルメン』(ビゼー)
  5. 座頭市』(ビートたけし主演,北野武監督)
  6. 窓からローマが見える』(池田満寿夫監督)
  7. タクシードライバー』(ロバート・デ・ニーロ/ジュディ・フォスター主演)
  8. スティング』(ロバート・レッドフォード/ポール・ニューマン主演)

第四が、月1回のカラオケ(新宿・満6年)、月3回の混声コーラス(練馬文化センター・満4年)。

第五が、安カメラによる花・樹スナップ(今はやめているが約2年、花中心の写真倶楽部入会。ウォーキング・サイクリングを兼ねている)。

第六が、年1~2回の温泉めぐりの旅。カイシャ時代は7~8人で年1回、はじめは仲間のクルマで行ったが、運転する奴が呑めないので全員電車に。今も特に気の合った上司・同僚3~4人で、たまに小学校同級生と安くて近くてラクな宿でくつろぐ。

第七が、やっぱり「酒・食の楽しみ」で、酒は高級酒(ブランディー・スコッチ)は飲らず、アルコール度25%ぐらいの焼酎のお湯割りをほぼ毎晩。20代の頃は、サントリー・バーなどでカクテルなど気取ったものだが、40代以降は赤ちょうちん・屋台のおでん派となる。唄の文句じゃないが、店には飾りも女・花もなくていい。つまみは、イカのあぶったのや、せいぜい厚揚げ豆腐があればいい。

そして第八が、書く楽しみ。
毎日毎晩書く。日記は小学高学年から今も。手紙好きで中学生の頃は20~30人のペンフレンドがいた。20代~30代前半は同人誌に小説・エッセー。メモ魔で、いつも散歩の時、紙とボールペンと安カメラを携帯。気づいたモノ・コトは片っぱしからメモ・スナップする。そして一日の終わり、たいてい夜半に、その日の想いを、A4サイズの紙にマトメる。
運動・スポーツはやらないのか?小学生の頃から運動と音楽はニガ手。中学~高校のときは代数・幾何学・化学・物理など理数系に悪戦苦闘! 但し、柔道部員でしたよ。けっこう古武道には関心あり。ヤセてはいるが筋骨体質で、腕相撲は強かったですよ。三島由紀夫みたいな筋肉マンの素養あったが……。
なんだかんだと申しましたが、70歳になっても、知識欲・好奇心ますます、トシ取ると、もう新しいコト・モノを学べない、吸収できないなんてウソですよ。

ちょっとコメントを。
1.もし女房に先立たれた時、炊事・洗たく・フロなど何ひとつ出来ないようでは“老後のおひとり様暮し”はバツの憂いあり。
2.いわゆる艶笑小話集。阿刀田は短篇にすぐれた博識で日本ペンクラブ理事。
3.いま放映中のNHKドラマ「ゲゲゲの女房」にシゲキされて。
4.いわゆる“読む落語集”江戸庶民の会話・暮らしぶりがイキイキと伝わってくる。
5.アルコールではなく、ほんものの酒が飲みたい。その名はド・ブ・ロ・ク。
6.「くノ一忍法」小説で知られる山田のSF的痛快ストーリー。実在した怪人奇人が続々登場。
7.ツボ摩擦こそ永遠の奥の深い簡単ケンコー法。
8.作家・詩人・画家たちの病因・死因を探る。
9.小三治が好きだが師匠の小さんはやはり別格、円生しかり。
10./11./12.故・息子(享年30才)は晩年、オキナワを愛し、各国の民族音楽も幅広く聴いていた。オヤジのぼくも狭いところに固まらず、ワールド・ミュージックを旅したい。
18./19.は「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督の名作・遺作。
20./21は小学館発行のDVD映像版の「オペラ名作」全10巻のうちのもの。
23.版画家・池田の初の映画監督作品。

退職後(1999年7月)の旅は、四国・道後温泉、千葉・勝浦、伊豆七島・新島、静岡・寸又峡、伊香保、草津、西伊豆、松崎、箱根などへ。安くて、近くて、短いコースが多い。いい湯が第一で料理は二の次。あんまり欲張らず名所を2~3廻ってよしとする。

ボクの8ツの楽しみを書きました。書楽(しょらく)、音楽(おんらく)に歌楽(からく)、写楽(しゃらく)、行楽(こうらく)、味楽(みらく)に酒楽(しゅらく)、そして文楽(ぶんらく)と至って気楽(きらく)なものばかり也。しかしラクばかりしすぎてもあけまへんぜ。「ラクあれば苦あり」と申します。

歩かず、からだ使わず、食っちゃゴロ寝、テレビつけっ放しで口ポカンと駄菓子ボーリボリ。本も読まず、何するのもメンドウで、世の中の動きなんどに無感動・無関心なあなた、イケる屍(しかばね)ネ。恍惚の人ネ。一方で、死ぬ寸前までピンピンでイザとなるとコロリとゆく人もいるのは事実。結局、誰でも生きてきたようにしか死ねないのネ。

ボケもガンも生き方のツケ。60、70はハナたれ小僧、80、90まだ青臭い、100才でやっと一人前(成人の日)ヅラ、なんて云う先達人もいるが、冗談ではなく、そんな可能性に充てるのがわれらがヒトで、DNA(遺伝子)の3~4%しか使ってないのはもったいないではないか? サー、これからドンドン学ぶゾ、マネるぞ、人生という学校では一生徒にすぎぬ、アラエッサーサー、どですかでん。