築地 政男

“休日は茶畑で” この冬したこと、思うこと。

冬の茶園のスナップ

冬の茶園(静岡清沢の山の上で)



 昨年(2016年)の12月4日(日)、やっと茶園の均し刈り作業が終了しました。
 作業の相方は近所に住む10歳年上の方です。急な坂もあるので、地元の方に手伝っていただくのが一番安心です。裾刈りを含めてほぼ1日かかりますが、毎回ここへ登って来るたびに「いつまでやれるかな…」と弱気になります。でも、ここは八十八夜に間に合うくらいに新芽が出て、毎年最初に収穫できる畑なので捨て難いところです。

 あと、12月の残りの作業は、毎年10月に手に入る軽トラック1台分の藁を茶園に敷き詰めることです。場所は一番近い茶工場の横。一束を押し切りで3等分に切り分けて、ほぐしながら敷いて行きました。残った藁は1月中に、茶園の別の場所に敷くつもりです。

 掛川では茶草場農法といって萱を敷くそうです。私も以前河原に生えている萱を束ね、まとめて乾燥(かっぽしと言います)させて茶園に敷いたことがあります。その萱を手に入れることが難しくなって困っていたときに、知り合いの同僚が藁を譲ってくれる話があり、少しの謝礼で分けていただけるようになりました。不思議なことに、困っているときにはいつも助けてくれる方が現れます。

 さらに、その茶園のすぐ横に母が約15年前にコナラの木を3本植えました。その木が茶工場の屋根の高さにまで伸びてきました。落ち葉が秋から茶園に落ちて地面を覆うほどに全て落ちてくれればよしと思っていたのですが、そう上手くは行かず、茶の樹の上にとどまってしまいます。このため、せっかく伸びたコナラですが、伐採することにしました。

 根元付近で一気にチェーンソーで切ってしまうと、倒れた木が茶園と植えたばかりの玉ねぎ畑を荒らしてしまう恐れがあるため、一本を3分割にして上からロープを引っ掛けて少しずつ鋸で切り降ろし、最後に2m余りをチェーンソーで切り倒しました。

 切り分けた幹は、並んで植えてあるレモンの木の葉っぱ付き剪定枝で覆うように掛けて、来る春には椎茸となめこの菌を打つつもりです。来年には収穫出来ると思います。細い枝等は、味噌の仕込みの時に大豆を煮る薪に使います。ささやかな楽しみも持てる山の生活は、自分には性に合っています。
 無機質な都会生活より、こうした土のある生活が性に合うなどと言うと、ネットの光も来ていない不便なところに住む者の強がりに聞こえてしまうでしょうか?

 さて、平日の仕事は1月にいよいよ定年退職を迎えました。再就職して働き出すまでは、今まで出来なかったことを遊びも含めて実現出来るかなと考えています。
 この正月は喪中だったこともあって、孫の相手をしながらゆっくりとし、1月から3月の予定を手帳に書き込むことができました。酉年生まれではあるけれど、はたして今年こそ予定通りに行けるでしょうか? まさかはあっても”真っ逆さま”だけはないことを祈るばかりです。謙虚に一所懸命に進みたいです。