石笑 辛一

若杉ばあちゃん 医者いらずの食養訓

秋の棚田風景(明日香)写真



 長々しき秋の夜は目が覚めちまってイザ起なん。
 起き抜けにはアート・ブレーキ「A Night in Tunisia」(BVCG-7337)を聴くか、モーツアルト「オペラ序曲集/指揮・アンドレ・ケルテス」(POCL-4543) にするか?

 『怖い俳句』(倉阪鬼一郎;幻冬舎2012年・刊)も『電磁波被爆』(船瀬俊介;双葉社2003年・刊)も、「歓喜」と「ホラー」と、どっちが脳に効くか? とにかく心を安定・安心にさせるものより心を落着かせぬモノの方がよろしく、金余りよりプア、ヒマより締切迫る方がよろしいようで。

 金子みすずの童謡詩にもギクリ!
<上の雪 さむかろな  つめたい月がさしていて>
<下の雪 重かろな  何百人ものせて>
<中の雪 さみしかろな  空も地面もみえないで>
(「積もった雪」)

 ボクの弱いアタマを占めているキーワードは、洗脳・洗心。そう、英語ではいずれもbrain washing。こころ凍らせてはなりません。ハートに火をつけ、どんでん返しさせる、魂をプルッとさせる。そんな絵や音楽はないものか。

 わたしゃ、信州信濃のお蕎麦より、天の神より、地のカミさんが怖いのよ。だが悦べ、キミはソクラテスにも漱石にも、ハイドンにもなれる。
 哲学すると言ってもしかめ面する必要はなく、御年79歳の若杉友子おばあちゃんの食養生書を拾い読み、盗み喰いし給え

『若杉ばあちゃん医者いらずの食養訓』(若杉友子・著;2016年4月,主婦と生活社・刊)の表紙写真

若杉ばあちゃん医者いらずの食養訓』(若杉友子・著;2016年4月,主婦と生活社・刊

 宇宙から人体まで、陰と陽があって、現今の人類は文明という名の「さかしま生活」の犠牲者、気の毒フグの毒だね。いや同情はしない、喝っ!
小生ウソは申しません。お腹に回虫を飼いなはれ。セイケツはビョーキで、畳と漬物と女房は古い程よか。あたしゃ半難聴だけど「オオそれ見よ!、惨たるcheer 」って大いに唄ってます。