築地 政男

”休日は茶畑で” 本年、わが茶園は如何に・・・

均し刈り作業を終えた茶園の写真

均し刈り作業を終えた茶園



 昼夜の温度差が感じられるようになる秋、茶園では「均(なら)し刈り」の作業をしました。「均し刈り」は、次の年に茶の木から揃った新茶が刈り取れるようにするための大事な作業です。
 10月24日(土)、11月1日(日)、そして雨と地区イベントのために2週間延期になって11月14日(土)の3回に亘って実施しました。6月にも刈り落としましたが、その後で梅雨と夏の時期を経てまた伸びた茶葉を可搬式の均し刈り機で刈り落として行きます。

 均し刈り機は二人で持ちながら移動して作業するので、相棒が必要です。今回、作業の相方は3回別々の人でした。1回目は叔父で、終日作業。2回目は妻で、茶工場の横の緩やかな斜面を午前中の正味2時間で終了させました。
 3回目は近所に住む年下の方を相方にお願いしました。と言うのも、このときの作業場所は我が茶畑の中でも一番急峻で、茶の木の間が落とし穴のようになっているところもあります。足腰のしっかりした人を相棒に選ばないと思わぬ怪我を招くからです。
自分1人で作業するときにはスパイク仕様の地下足袋を履きますが、相方にフェアじゃないかなと心に引っ掛かったので通常の地下足袋にし、じりじりと歩を進めて作業しました。

 均し刈りを終えた茶園は冒頭の写真の通りで、眺めていると来年初夏の摘み取りに期待が膨らみます。ただ一方では、ここの茶園は他のところより早く芽が成長するとはいえ、製茶の機械に投入するのに必要な葉の収量が収穫できる最低面積に縮小していかなければ、この茶園管理を維持していくのは無理だろうというのが正直なところです。以前、夏の草取りに要する時間を減らすためには防草シートを活用すると書きましたが、何と言っても使い難い地形かな・・・と思います。思い切ってここを全て放棄地にしたら楽になるなあ・・・との気持ちが頭の中によぎることもあります。

白くカビのような土壌状況になっている茶の木の根元付近の写真

白くカビのような土壌状況になっている茶の木の根元付近。

 12月になって、この急峻な茶園に写真を撮りに登って行って見て、少し驚いたことが二つありました。まず一つ目は、写真のように茶の木の根元付近に白いカビのようなものが発生していたことです。醗酵済の米糠の影響でしょうか? 微生物がいる証拠でしょうか? 以前堆肥を作って撒いた時と同じ状況だと思います。これで1月から2月に撒く寒肥が、分解され易い環境になっていると理想的なのですが・・・。

 もう一つは、今年は雨量が多くて気温も高めに推移してきたためか、茶の木の表面をよく見ると、芽が出ているところがあるように見えました。この時期に見るのは初めてでビックリです。

 「均し刈り」は時期が早過ぎると再萌芽して作業のやり直しになりますが、今年は去年とほぼ同じ時期に終了しましたが、ちょうどいいタイミングだったかなと安堵しています。今年(平成27年)製造した緑茶は12月にもお二人から注文があり、完売できました。仮に、来年全面収穫できない状況になったとしても、こうして均し刈りだけはしておけば、様々な局面に対応出来ると考えています。
 更に、1年後の定年退社(「退職」ではありません)以降を見据えたわが茶園の管理(放棄になるかも?)に向けて、来る平成28年は正念場の年になります。