石笑 辛一

希望はいっぱいある

「大人がいない……」(清水義範1947~:ちくま新書:2006刊)
「<美少女>の現代史」(サカキバラ ゴウ1961~:講談社現代新書:2004刊)

右を見ても左を見てもガキとアホばかり? かく申すアッシ(60代後半)もバカの壁をぶち破れないけどサ。マザコンでロリコン、はやりのパソコンは音痴、妻帯すれどケータイ持たず。
ま、じぶんのことは棚に上げて……。現代は大人が成熟するのがムズカシイ時代かも知れない。あるいは、青年とか青春が半死語化。

アダルト・チルドレン、ピーターパンorシンデレラコンプレックスから、ニート、フリーターの出現を、しかし、嘆かわしく見るよりも、アッシは肯定的にとらえたいのだが。
何もしないでブラブラしてるってステキ!

「J-POP 1945-2004」(田家秀樹1946~:朝日文庫:2004刊)
「考えるヒット」(近田春夫1951~:文芸春秋:2003刊)

ユーミン、たくろうからアムロ・コムロって一体何だね?
ちあきなおみはいいよ、「四つのお願い」。

ひとつ、もっとスローにしてくれ。ふたつ、あんまり動くな。みっつ、ニホン語を大事にしろ。よっつ、やがて成長した大人の魅力をみせて! 
③はロック・ニューミュージック~演歌・青春ポップスの50年の流れをよくマトメてるし、④J-POP界の小林秀雄を自称する近田の語り口と文体は説得力を持つ。

世のオジン・オバンよ、今の唄はよくわからんと毛嫌いばかりしてないで、脳ミソとカラダを練り直せ。

「身体感覚を取り戻す」(斎藤孝1960~:NHKブックス:2000刊)
「武蔵とイチロー」(高岡英夫1947~:小学館文庫:2003刊)

今の日本人――小・中学生から30~40代~70才位まで――のカラダに何が起こっているか?
いや、アタマもカラダも、ガチガチに硬直=老化している。
ガンバリすぎなのだ。もっと、ユルみなされ、コリなさんな。一日に一回は笑い転げ廻りなさいナ。

“超イイ気持”になる工夫とコツは学べる。“脱力”し、しかし、中心力=芯はシッカリ。よく廻るコマは一見止まってみえる。カラダは奥(ふところ)が深い、カラダには希望がある。

「軽症うつ病」(笠原嘉1928~:講談社現代新書:1996刊)
「ナチュラルハイ」(上野圭一1941~:ちくま文庫:1996刊)

モーツアルトを聴くと病気は治る(音楽療法)。
よく笑い、唄い踊ると免疫力がアップする。
頭の良い秀才エリートがうつになりやすい。

告白すると、アッシも悲哀・不安とおそれを感じやすい方で、不眠でアルコール依存症にもなったが、時折訪れる《ハイ》な気分を知っている。

元来ニンゲンは快楽依存症でアル。脳内快楽物質(ホルモン)から逃れられないのだ。
このことはヒトの不完全=欠陥では必ずしもなくて、むしろ、巧妙な天の配剤、つまり、ごほうび(ボーナス)とも云えて、人間成長進化の大いなる駆動源(ダイナモ)として利用活用すべきと思う。